基底膜は細胞の新陳代謝に大きく影響を与える
基底膜の役割は、表皮層が真皮層の方向へ落ちないように支えている!
表皮層はタンパク質でできていますが、真皮層はコラーゲンとエラスチンやヒアルロン酸などで構成されています。
このように、構成する組織が違う者同士を繋げるためにはにその間になるものが必要でそれが基底膜が担っています。
- サランラップよりも薄い
- 表皮層と真皮層をくっつけている役割0,1ミクロンの膜
- 老化とともに強度が衰える
基底膜にはとっても重要な3つの役割がある
①基底膜は表皮層を支えている
表皮層という部分は、皮膚細胞が一番下の基底層で生まれ皮膚の外に向かって形を変化させながら、から次へと新しい細胞が生まれては垢となって剥がれています。(ターンオーバー)
ターンオーバーしている細胞達をその下でしっかり支えている表皮層の足場が基底膜です。
②基底膜は表皮と真皮の接着と隔てる役目
冒頭でもお伝えしましたが、表皮層と真皮層という全く違う構造のものをつなぎ合わせています。
③基底膜は表皮と真皮の情報交換をしている
表皮層には血管が届いていませんので栄養と酸素が表皮には運ばれないのですが、表皮層の細胞が新陳代謝を行うには栄養も酸素も重要です。
そこで基底膜がその一大事を担い栄養と酸素を運んでいるのです。
基底膜は水溶性の物質であれば浸透できるんです。
また、表皮の老廃物を真皮へ渡す役目をも担っている大きな存在。
その老廃物はリンパへ排泄され体外へ排出されます。
基底膜はどこにあるの?
皮膚は3層構成です。
一番外側が「表皮」で次に「基底層」があり、其の下に真皮層があり、其の下が脂肪層です。
基底層は表皮と真皮層の間にあります。
基底膜自体も3層から成り立っていますがその説明は割愛させていただきます。
基底膜は、肌の表皮と真皮の境界部分にあり、外から見ることはできません。
基底膜は「表皮」と「真皮」の間にある薄い膜です。
※基底層はまた別の皮膚の部位です
基底膜はとっても薄い膜です。
厚さはなんと約0.1マイクロメートルでよく薄めのサランラップと同じくらいの薄さです。
この薄さで肌の大事な役割を果たしているんです。
基底層はコラーゲン等で構成されている
基底膜を構成する「Ⅳ型コラーゲン」が しっかり働いているため、表皮の細胞分裂が正常に機能しています。
また、「コラーゲン」が基底膜と真皮をつなげる働きをするため、真皮から表皮への栄養の受け渡しがスムーズに行われるのです。
基底層が弱くなってしまうと?肌の老化へまっしぐら!
- キメが乱れる
- 皮膚表面が硬くなる
お肌に紫外線があたると、コラーゲンを破壊するため、基底膜も影響を受けてしまいます。
そのため、紫外線対策をしないと基底膜が弱くなってしまうのです。
基底膜が弱まると、お肌はどうなってしまうのでしょうか?
土台となる基底膜が弱くなると、表皮の細胞の新陳代謝が遅くなるため、キメが荒くなったり「シミ」や「くすみ」ができやすくなるのです。
また、表皮細胞が真皮側に落ちるため「シミ」がいつまでも消えなかったり、表面ジワではない本格シワを作ってしまいます。
基底膜が弱くなると基底層自体が分断されてしまうためが足場の役目や表皮と真皮の接着役としての大事な情報伝達を行えなくなります。
基底膜を強くするには?
真皮層のエラスチンとコラーゲンを増やすことで基底膜の強化を行えます。