肌の内部の劣化が徐々に始まっていくのが「老化」です。この内部劣化のスピードをいかに緩やかに食い止めることができるかが見た目の若々しさを保つことに直結しています。
40歳前後になると、皮膚に何が起こるでしょうか?
肌の内側が急激に変化します!
【顔のたるみ】皮膚内部で何が起きているのでしょうか?
- 34歳くらいから新陳代謝が悪くなるため、
保湿力が衰え乾燥を感じることが増える
(ケガが治る時間が遅くなるのはこれが理由) - 角質が剥がれ落ちるまでの期間が長くなり、
皮膚がごわつき出す(皮膚が厚くなる)
(新陳代謝が遅くなるのが原因) - 皮膚に弾力を与えてハリを出す物質の分泌が減少する
(真皮層のコラーゲン・エラスチンのこと) - 皮下脂肪が減少しクッションの役割をしなくなる
(無理なダイエットなどをして顔の頬がげっそりしたような状態になる) - 筋肉層が衰え皮膚全体がゆるむ
(皮膚の土台である筋肉層)
1〜3までは、軽いたるみ(浅いシワやほうれい線など)としてあらわれます。
4は、体重の増減により変化する部分です。
5になると、たるみの症状により頬やフェイスラインのたるみがあらわれます
↑これが顔のたるみが進んで行く過程ですが、顔の皮膚は身体の皮膚とは構造が少し違うためたるむスピードが早いのです。
【顔のたるみ】皮膚内部の真皮層・筋肉層・骨
- 表皮の新陳代謝低下
- 真皮層の劣化(コラーゲン・エラスチン)
- 筋肉層の収縮力の低下
皮膚+筋肉の3つの部分の劣化により、皮膚の土台がグラグラし顔の皮膚のたるみがどんどん進み、顔の筋肉には境目があるため、その境目がシワになるのです。
皮膚は一番外側が表皮で,その奥に真皮があります。
さらにその真皮の奥に脂肪層があり,ここまでが「皮膚」です。
そして、その奥に「筋肉層」があります。
顔全体のたるみの原因は,この「筋肉層」が加齢によって弱くなり,筋肉が骨から剥がれることに始まります。
皮膚はその筋肉とくっついていますので,引っ張られるようにしてしてたるむのです。
①初期の顔のたるみの原因は、真皮層の劣化が原因です
②本格たるみの原因は、筋肉層の劣化が原因です
軽いたるみの原因は真皮層の劣化です。
みなさんがよくご存知のコラーゲンやエラスチンは真皮層という皮膚の部分で分泌されています。
その真皮層のエラスチン・コラーゲンが減少することでハリがなくなるため、軽いたるみとなります。
30代中頃になると、表皮層の奥にある真皮層という”コラーゲンやエラスチン”が分泌されている部分が劣化するため、
徐々にほうれい線が深くなり、肌のツヤはハリも少しずつなくなってくるのを感じるようになります。
コラーゲン・エラスチンは肌の弾力だけではなく水分保持も担っているためツヤ感もなくなってしまうのです。
真皮は表皮と違って生まれ変わることができないため、しっかり分泌力をあげないといけません。
- 真皮層のエラスチン・コラーゲン・ヒアルロン酸は30代後半から激減する
- 真皮層の線維芽細胞に注目!
【顔たるみ】皮膚内部の脂肪層
たるみの原因につながる脂肪層ってどんなメカニズム?
脂肪層は、脂肪幹細胞の働き線維芽細胞と同等またはそれ以上のコラーゲン生産力がある
脂肪層は真皮層の真下にあり脂肪細胞で満たされています。
体重増加により太るということは、この部分が肥大していることになります。
脂肪層が顔のたるみに影響があるとすれば、食べ過ぎや運動不足が続いて体重増加により顔がパンパンになってしまった人が急激なダイエットを行えば、筋肉はそのままなのに、脂肪層だけが薄くなります。
その結果、げっそりした顔が出来上がります(怖)
ダイエットをした友人をみて、喜んであげたいけど、顔に影ができていたり女性らしいふっくらほっぺがなくて魔女みたいな頬になっていたりして、戸惑った経験ってありませんでしたか?
人は、すぐに結果を出したがる生き物です。
女性の場合は食事制限は苦しいけど見た目の変化が早いため手を出してしまう人が多いですよね。
なので、30代後半以降は、たるみをなくすために食事制限をしないほうがいいです。
食事制限を行わず、筋肉層と真皮層の改善方法を正しく行いましょう♪